1970年代後半から1980年代前半に一世を風靡したテクノポップムーブメントの中心、
Y.M.O.のワールド・ツアーの様子を収めたライブ・アルバムである。
レーベル契約上の問題で、渡辺香津美氏のギタートラックがバッサリとカットされ、
代わりに、坂本龍一氏のキーボードソロがオーバーダブされている。
(よく耳を澄ますと、ギターの音が微かに残っている箇所があるらしいが、HR/HMでやられた難聴気味の私の耳ではなんとも。。)
あと、高橋ユキヒロ氏のボーカルの差し替えとか、なんと客のブーイングもわざわざ挿入したりとか、、
なんか結構色々とイジられている。
まあ、それはともかく、
その坂本龍一氏の、「後乗せサクサク」されたキーボードソロが素晴らしい。
空間を切り裂くという表現がぴったり当てはまる、非常にパワフルかつ、スペーシーなソロだ。
また、スタジオ録音とは違い、高橋ユキヒロ氏のドラミングはとってもROCKしているし、
ハリー細野氏のベース(シンセベース、エレクトリックベースを駆使している)は最高にドライブしているし、
こりゃ、テクノポップというより、プログレッシブ・ロックでしょう。
まあカテゴリーはどうでもいいんだけど名盤です。
プログレッシブロックファンなら結構おもしろいと思うんですよ、このアルバム。
まあでも、ドラムシンセの「トゥーン、プゥーン」というレトロサウンドは、今となってはチャちいな。
Yellow Magic Orchestra / Public Pressure (1980)
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