2013年10月3日木曜日

イカす音楽「SLY」




世界レベルにその名を轟かすラウドネス
 ”ひぐっつぁん” 




ニーチャン

 


 


日本HR/HM界のギター貴公子、 
アースシェイカーの ”シャラ

 


ブリザードの実力派ベーシスト ”てらちん


時は1994年、
この豪華メンバー四人が古巣を後にし、
誇り高きMade in japanのHR/HMを世界に知らしめるべく、

世界征服をめざす一大プロジェクトを立ち上げた。SLYである。

少々仰々しい書き方をしたけど、
私を含む当時のHR/HMファンは、そのスーパーバンドの結成に度肝を抜かれ大いに沸き立ったものだった。


当時は世界的にもHM/HRブームが吹き荒れ、その追い風にのってSLYは順風満帆。
ライブ外タレもびっくりのステージセットにド派手なライティング。
(ライブ映像も二本リリースされた。当然の如く買いやした。)



しかし、、
そりゃ人気はあったものの、如何せんそりゃ日本では流行歌には負けるわな。
HR/HMは欧米のように老若男女に支持されるには至らず、やはりセールス的に限界があった。
バンドの精力的な活動とセールス面とのバランスを保つことができなくなった、、要は資金難が原因なのか、プロジェクトは終焉を迎えた。

そして残された4枚のアルバム。


この誇り高きメンツでヘタなアルバムは出せんわな、
というか、自ずとスゴイアルバムが出来上がったのである。

めっちゃどデカいスケール感を味わえるHMアルバム、
1st 「SLY」


2nd 「DREAMS OF DUST」
は当然の如く評価されているが、
ここでは、
転機を迎えたサードアルバム 「Key」と、ラストアルバムとなった 「Vulcan wind」を紹介したい。
私自身は、前期の2枚より後期の2枚の方が気に入っており、今でも携帯プレーヤーのヘビーローテーションとなっている。

SLY - Key (1996)
鬼才マックスノーマンによるプロデュース。

マックスらしい硬めの音作りになっているが、アレンジが複雑になり、プログレッシブロック的なアプローチとなっているのが面白い。
これを「おもろいがな」と取るか、「HMしてへんがな」と取るかは意見が分かれるところ。
まさにバンドの分岐点になったアルバム。


 
SLY - Vulcan wind(1998)
「まあ小難しいこと考えんと、肩の力抜いてやりたいようにRockやろうや」

と”ひぐっつあん”が言ったかどうか定かでは無いが、そんな雰囲気が伝わってくるHRアルバム。
一曲一曲はコンパクトにまとまり、アメリカンHR寄りの乾いた音作りになっている。
個人的にはこのラフなサウンドが一番好きだ。


世界に日本を売り出すという現在のCool Japanプロジェクト。
そのまさに先駆けだったと言っても過言ではない、SLYという一大プロジェクト
そのは、樋口宗孝氏の魂と共に日本の音楽業界の歴史に燦然と輝き続けるだろう。

HR/HMファンとして、後世に語り継いでいくべき出来事だと考える。

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