コミックから飛び出してきたような、ド派手なメイクとコスチュームとキャラクター、
サーカスのような、ドキドキ、ワクワクなステージング、
総立ち大合唱のロックンロールアンセム!
HR/HMを最高のエンターテイメントにのし上げた、真の先駆者である。
KISSについては大変思い入れが深い。
中学生当時、HR/HM系の世界にいざなってくれたのはKISS。
エレキギターを弾くきっかけになったのはAce。
下敷きのクリアケースに挟んでいたのは、ミュージックライフから切り抜いたGeneの血まみれの勇姿。
それを見た当時の英語の先生が「なんや、幼稚園やな!」とツッコミを入れてきた。
「英語の先生がKISSの良さを知らんなんて。。」
英語に関わる者なら当然アメリカンRockを、そしてKISSを愛しているハズだと大きな勘違いをしていた私は、この時点からこの先生に反逆行為を始めた。
(ごめんね先生)
とまあ、40代後半から50代のロック好きオヤジで、KISSの影響を受けていない人はいないと思う。
数あるリリースの中で、私は迷わず「地獄のロックファイアー」をベストに選ぶ。
前作「地獄の軍団」での仰々しいアレンジは全く身を潜め、
原点回帰というべきか、一曲一曲がコンパクトでかっこよくまとめられている。
しかし、初期の頃のアルバムにあったスカスカ感はなく、
Peterのドラムはドライブしているし、Geneのベースは相変わらずブリブリ、Paulのボーカルも最高にワイセツだ。
そして、何と言ってもAceのギタープレイ。リフ、ソロ共に神憑り的にキレキレでかっこいい。
Rock and Roll Over (1976) 「地獄のロックファイアー」
http://www.youtube.com/watch?v=bIkWSUuKaAwこんなに多くの人に愛され、影響を与えたスゴイバンドがRockの殿堂入りをしていないのはなんで?
KISSがいないのならRockの殿堂なんて呼ぶな。
おこがましいにも程があるで、マジ。
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