日本ではパッとしないが、アメリカ本国では一定の地位を確保している 3 Doors Down を紹介します。
サウンド的にはNickelbackに近いかな。
でもNickelbackほどのきらびやかさは無く、地味っちゃー地味。
そういえば、元ドラマーのDaniel Adairは、現在Nickelbackのメンバーになってるねぇ。
イラク戦争中、3 Doors Downはアメリカ軍兵士サポートを公言し、
PVには中東へ赴く兵士達の姿と、彼らへの慰問ライヴの模様を収めている。
当時、アメリカのマスコミはイラク戦争支持への一大キャンペーンを打っていたもんだから、
その波に乗って3 Doors Downの曲は大ヒットしたんだわね。
まあ、当時は保守派アメリカンの典型なんだなぁと思ってました。
でもね、
戦争特需で儲けようとする、大マスコミや軍事関連企業と違って、
3 Doors Down は、ライブのMCで「戦争は悪だ」と断言し、
平和へ向けた重要な任務だと信じ戦っているアメリカ軍兵士を思い歌っている、というところがポイントだわね。
当時イラク戦争に出向いた兵士達の大半は、志願兵である貧困層の若者達だった。
そういう若者達が戦地に向かわざるを得なかった、病んだ格差社会の実情に対する激しい憤りと、
戦地に向かった者、祖国に残った者それぞれの張り裂けそうな思いをROCKに託していたんだなぁ、実は。
まあ、日本では政治色に染まるアーティストはいないけど、これもアメリカならではというか。
愛国心剥き出しの直球勝負、まさに硬派の正統派アメリカンHRやねぇ。
時に叙情的に、時にはふり絞るように歌い上げる Brad Arnold のボーカルは秀逸です。
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