昔々、、A long long time ago...
プログレ界の恐竜 John Wetton、Bill Bruford の二人が、
「プログレってさー、小難しいからって理由でさー、あんまし大衆受けしないんだよねー。。。でもさ、こないしたら売れるんちゃうんかなぁ~」
と考えたことが(たぶん)キッカケで発生したバンド。、
当時、若手新鋭キーボディストだった Eddie Jobson と、永遠の孤高ギタリスト Allan Holdsworth を引き込んだ4人にて、
ファースト・アルバム「憂国の四士」は作成された。(ステキな邦題だ。このころの邦題はセンスあったよな~)
↓第一期U.K.
後に、案の定アクの強い Bruford、Holdsworthの二人が脱退、
セカンド・アルバム「デンジャー・マネー」(なんで邦題なし?地味なタイトル、これこそ邦題ほしいわ・・)は、
ドラム千手観音 Terry Bozzio を迎えてのギターレストリオ編成にて録音された。
↓第二期U.K.
YouTube: U.K. - Danger Money (Full Album - Remaster)
私はこの2枚目「デンジャー・マネー」を、ほんまレコードの溝(溝があったんです)が擦り切れるほど聞いた。
当時、中学生だった私はKISS、エアロスミスが好きなロック少年であったが、
プログレならではの長尺複雑怪奇な曲展開(1曲20分なんてありえへんかった。。)、つまずいて転けそうになるぐらいの変拍子、、
いわゆるプログレの一撃にガツンと一発食らわされ、更に洋楽の深淵へと導かれていったのであった。
トリオの緊張感、今聞いても新鮮で生々しい。(下記は30周年Reunionの映像)
考えるにこのバンド、ドリーム・シアターによって標準化されたいわゆる”プログレッシブヘヴィーメタル”の源流の一つではないだろうかと考える。
U.K.はスタジオアルバム2枚のみと短命に終わった。
(正確には日本公演がライブアルバム化され公式アルバムは3枚である。このライブ音源では、伝説の「キミタチサイコだよ」発言が聞ける。)
この後、John Wettonおじさんの夢は Asiaへと続く。
YouTube: Asia - Heat of the Moment
U.K.でやりきれなった事を、Asiaで更に具体化(というか商業化)することで、
結果的に Asia はセールス的に大成功し、スーパーグループとなった。
But、、あまりにPOPなサウンドに対して、コアなプログレファンからはそっぽを向かれた。
私もその中の一人であった。。
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