元々は Steven Wilson のソロプロジェクトの延長として発展したバンド。
Steven Wilson という人は、ほんとにまあ「ザ・イギリス」という感じの人で、
陰鬱で叙情的なイギリスの気候とか景観とか、そういう空気感をサウンドにたっぷり漂わせている。
キーボードには元JAPANの Richard Barbieri がいて、この人がそのイギリス的空気感に輪をかけている。JAPANといえば70年代後半から80年代初期に活躍したアート・ロック”アイドル”バンドで、後期は坂本龍一とのコラボなんかもあって、最終的にはアンビエントミュージック色が色濃くなっていったバンド。
しかしながらこのバンド、メタリックなギターリフを印象的に取り入れた曲もあり、結構プログレメタルファンにも充分アピールするかと思う。
数ある Porcupine Tree の作品中でも、プログレメタルファンの私としての琴線に響いたのが以下2枚のアルバムだ。(いずれもホラー映画のようなジャケット。。)
聴きこむ程に味が出るのがおもしろい。この辺は、ドリームシアターなどのプログレメタル系サウンドと通じるものがあるなあ。
Porcupine Tree - In Absentia(2002)
Porcupine Tree - Deadwing(2005)
プログレ、テクノ、グランジ、アートなどの「ごった煮」であるが、
濁ることなく、その上澄みの透明感のようなものが Porcupine Tree サウンドと言うべきか。さらりとしているようでなかなか深いバンドである。
濁ることなく、その上澄みの透明感のようなものが Porcupine Tree サウンドと言うべきか。さらりとしているようでなかなか深いバンドである。
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