2014年2月4日火曜日

おもしろ映画【僅かにネタバレあり】 「RUSH/プライドと友情」



いやー久しぶりに面白い映画を見た感じ。
満足です。

F1も車もあんまし興味無いし、

寒いし・・全然行く気なかったけど、
欠員補填で試写会に強引に連れて行かれて、
「まあ寝とけばええか」と思ったが、、

ところがどっこい、、
もう序盤からグイグイと物語に引き込まれ、

ほんとに面白かった。

物語は、
F1パイロット、ジェームス・ハントとニキ・ラウダの

実話を元に描かれた、男の衝突、嫉妬、そして友情・・・

主演はクリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュール。




クリス・ヘムズワース(写真左)は、
マイティ・ソー役のマッチョ感にプラス、
やさ男のニヒル感をうまく出して「ジェームス・ハント」の豪快さを演じてます。

片や、ダニエル・ブリュール(写真右)、
緻密で沈着冷静、
でありながら男の優しさと正義感満載の「二キ・ラウダ」を、これまたうまく演じてます。


ハント(写真左)は、ラウダの妙に冷静沈着で愛想の悪い所が気に入らない。
 

片や、
ラウダ(写真右)は、ハントの妙に表ヅラがよくていい加減な性格が気に入らない。

しかし、レーズを重ねて行くうちに、
命を賭けてハンドルを握っているお互いの姿をリスペクトしていく過程が
実にうまく描かれてる。

一番スカッとしたシーンは実はレースシーンではなくて、
ラウダが事故から復帰したときの記者会見のシーン。

事故にあったラウダに意地悪な質問をした記者がいまして、
記者会見終了後、ハントはそいつの首根っこ掴んで、
校舎の裏でボッコボッコにシバキ倒すのです。
・・・短いカットだったけど、このシーンはホントすかっとしたね!

終盤、
嵐の中の富士スピードウェイでのレース描写は特に素晴らしかった!
・・・まあ相変わらずハリウッド映画の日本文化の描き方はの中華風というか陳腐だけど・・・
しかし、、それを打ち消すぐらい、ホント緊張感が半端なかったっす。

映画ラストシーンでニキ・ラウダの最後の一言、
・・・・これが飾らないホントに美しい男の言葉でしたなぁ。

エンドロールになって
実際のハントとラウダの仲良さそうなポートレートが次々と流れていくんやけど、
これまたええ話や!
映画の内容が頭のなかに鮮明に残ったまま見る二人のポートレイトは
ホント涙ものでした・・・

ラウダのように愛する人を大切に考えた堅実な人生か?
ハントのように派手で豪快なロッケンローラーのような太く短い人生か?

どっちの人生を選ぶかは自分次第。

ひとつ言えることは、、、

いやー男に生まれてよかった。

ホント久しぶりに気持ちのよい映画を見ました。
「グラビティ」でずっこけただけに、余計清々しいです。


この映画、
レースとか車とか興味ない人こそ、楽しめるのではないかと思います。

超オススメです。






2014年2月2日日曜日

「世界への夢にかける派」 と 「家に居たい派」  Loudnessのこと・・・



ずっと気になっていたTweetがありまして・・・
Loudnessのギタリスト高崎晃氏のTweetにこんなのがありました。



ちょいとLoudnessの説明をしますと、、

----
Loudnessは1980年に結成されたいわゆるヘヴィーメタルバンド。

ジャパメタブームの勢いにも乗って、CDリリース、ライブともに欧米を含む世界進出を一時期果たしたが、
世界的なメタル音楽の人気衰退と共に活動も停滞・・・、メンバーチェンジを何回も繰り返し、ほぼ活動は壊滅状態。

しかし、2000年にオリジナルメンバーによる復活を颯爽と果たす。
But、、バンドのリーダー格でもあったオリジナルドラマー樋口氏が癌で逝去という悲劇・・・

ここで解散か?と思われたが、新たに若手ドラマーを迎え、現在も快進撃を続けている。
-----

といっても、メタルに興味ない人には、「あっ、聞いたことはあるわ・・・」「まだやってたん?」てな感じでしょうな。

この”お悩み”Tweetの前には、
「この春にリリース予定のニューアルバムの選曲に悩んでいる」
というTweetが背景として存在してるんですわ・・・

つまり、
ここからは推測やけど(でも多分あってると思う)、、

やはりレコード会社としては売れてナンボ、、やはりラジオに乗っかるようなキャッチーなヒット曲が欲しい。
だが、海外で勝負するためには、キャッチーな曲ばかり並べていたら欧米のメタル・ファンにはソッポを向かれる・・・

バンドメンバー、スタッフ含め、「もういっぺん、世界いきましょうよ」派と、言い方悪いけど「まあそこそこ国内で売れましょうよ」という派に分かれているんだろうね。

ロックバンドの世界進出なんて並大抵の根性がないとできんと思うわ。
俳優とかスポーツだと単身乗り込めるけど、バンドなんて機材だけでも山ほどあるし運搬だけでも大変だろうし。

今はYoutubeの時代なんで、プロモーションは簡単にできる時代かもしれんけど、
やっぱしロックだけはライブでドッカーンとデカイ音鳴らしてナンボの世界やからね。

さらに言うと、この高崎晃氏の悩みの背景には、
  「世界に通用するロックバンドをやろう」
とずーっと言い続けていた、亡くなった樋口氏の大きなが引き継がれているのは間違いない。


・・・とまあ、このお話、、日常とはかけ離れた話に聞こえるけど、、

こういう「迷い」とか「悩み」って、どんな人にも日常に存在すると思うんですよ。

しんどい思いをして一歩前へ出るか?はたまた現状で留まるか?  という選択。

どっちが良いとも言えないし、悪いとも言えない。
(と私はTweetで返信しています・・・(-_-;))

でも、誰もが自分にウソだけはつきたくないと思うんじゃないでしょうか??



その後の高崎晃氏Tweetで
「アブリル・ラビーンのバンドメンバーと呑んでます」
と、まあめっちゃ明るい表情の写真が載っていました。

・・・もうこの一件は、ケリがついたんかな??

いずれにしても、どういう方向に落ち着いたのか気になります。

自分が若い頃から応援してたバンドの決断は、
同じくオッサンになった、自分の今後の人生にも影響を及ぼすことになりそうです。
ちょっと大袈裟やけどね。

おー、、なんかワクワクしてきたぞ~ (^^)